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11月29日(金)より 全国公開11月29日(金)より全国公開

STAFFデイリーインタビュー④:クリエイティブプロデューサー 橋本太知さん

クリエイティブプロデューサー
橋本太知さん

Q1 本作ではどのような役割をされていましたか
企画者として、太宰の「人間失格」をダークヒーローにものに翻案する提案。クリエイティブプロデューサーとして、ストーリー・ビジュアルの開発。脚本協力として、冲方さんのシナリオを監督、プロデューサー陣の意向に沿ってリライトする。と云ったところが仕事でした。

Q2 印象に残った思い出や苦労した事、エピソードがあればお願いします
メインスタッフの皆さんが、皆、口を揃えて「いつ空中分解してもおかしくなかった」と言っている通り、非常に困難なプロジェクトではあったのですが、まず、成立させるために、自分でも確証ない中、必死に旗を振った4年でした。 そんな中で、ビジュアルがストーリーを牽引し、ストーリーがビジュアルを産み出すと云った相互干渉が生まれて行き、どちらが先であったのかも定かではない形で作品が立ち上がって行く姿を見られた事がとても印象的で思い出深いです。 貴重な体験をさせて貰いました。

Q3 お気に入りのシーンや特に力を入れたシーンやプロダクトはございますか
信じていた社会に裏切られた美子が、初めてどす黒い感情と共に自分自身の心を発見する。それを葉藏に与えた事で、あのラストが呼び込まれる。このあたりですかね…自分的に拘ったのは。

お気に入りのシーンは、葉藏が美子のポートレートを描く、あの天空のシーンです。
あそこが“青空の中”になったのは、唯一、シナリオ時には想定していなかった画だったと思います。
ハッとしましたし、一番、好きですね。

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